「新しい日本語を作る会」 長音記号の廃止 | 2004.7.8 |
長音記号「ー」は、漢数字の「一」や、英字記号のハイフン「−」などと形状が共通であり、非常に紛らわしい。そうでなくとも長音記号は、文脈によって六通りの読み方をされ、大変ややこしい。例えば「カード」の場合は、「ア」と発音されるが、「チーズ」の場合は「イ」と発音されるし、「んーと」の場合は「ン」と発音されるのだ。長音記号の読み方を確定するためには一文字前を見て母音を判定せねばならず、行頭や頁頭に長音記号がくると大変な混乱を来す。そのため禁則処理の対象とさえなるのである。
このことは、外国人等が日本語を習得する際の、大きな障害となっている。
長音記号の弊害はそれだけではない。縦書きと横書きで、記号自体が90度回転せねばならないという、この記号に特有の問題がある。
このことは、印刷物の組版やコンピュータシステム開発等においても、コストを押し上げる要因となっており、これによる経済的損失は計り知れない。
よって、長音記号は全て廃止し、必ず発音通りにつづるよう改訂を行なうものである。
例:
「ホームページ」→(改訂後)「ホオムペエジ」
「らーめん」→(改訂後)「らあめん」
「ローマ」→(改訂後)「ロオマ」
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