「新しい日本語を作る会」 色の名称の廃止 | 2004.6.17 |
色の名称は、基本的なもの(赤、青など)から、特殊なもの(山吹色、黄土色、江戸紫など)まで無数にあり、幼児や外国人等にとって日本語の習得上の障害となるばかりか、日本語を母国語とする者にとっても全てを習得することは困難を極める。
従って、色を個別の名称で表現することはやめ、全てRGBの要素に分解して表現するのである。すなわち、色を光の三原色に分解し、赤・緑・青の三要素の量を0から255までの数字で表す。先頭に接頭辞「色」を付して、色に関して言っていることを明示する。
例:
(従来)赤 → (改定後)色255,0,0(いろにひゃくごじゅうごれいれい)
(従来)紫 → (改定後)色139,70,133
RGBでは表せない色もある。中でも「銀色」「金色」の二つの語は、特別に継続して使用を認めるものとする。
当然、熟語も例外ではない。
例:
(従来)私は潔白だ → (改定後)私は潔色255,255,255だ。(けっしょくにごご...)
(従来)青森県 → (改訂後)色0,0,255森県
例(英語の場合):
(従来)blue → (改定後)color 0,0,255(カラー ズィロ ズィロ トゥハンドレッドアンドフィフティファイブ)
(従来)White House (アメリカ大統領の官邸) → (改定後)color 255,255,255 House → (略称例)3-255 House
Q
こんな言い方をされても、例えば「色 128,64,0」が「茶色」というような対応を覚えきれず、返って分からなくなる。
A
茶色という概念自体が廃止になるのである。「色 128,64,0」と言われたら、その色を頭の中で合成し、思い浮かべればよい。逆に、チョコレートの色を表現するには、その色を頭の中でR,G,Bに分解するのである。
Q
しかし、そんな難しいこと私にはできそうにない。
A
慣れの問題であるので心配は無用である。
Q
「茶色」と言えばすむのに「色 128,64,0」と言わなくてはならないのでは、文字数が増えてしまい、返って面倒ではないか。
A
無数にある色の名称を全て覚えることに比べれば簡単であるし、正確だ。
Q
よく使う色だけは、「青」「白」など従来の語をニックネームとして使っても良いのではないか。
A
慣れると「色 0,0,255」の方が言いやすくもなり、分かりやすくもなる。なので、そのようなニックネームを定めても誰も使わなくなり、無意味だ。
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