「新しい日本語を作る会」 廃止文字の代用方法の統一 (その1) | 2005.5.23 |
漢字の「夕」を廃止してカタカナの「タ」に統一することは周知の通りである。同様に漢字の「口」を「ロ」、漢字の二を「ニ」、で代用するべきであることも示したが、網羅的に掲示すれば次の通りである。
廃止する漢字 | 読み(抜粋) | 代用するカタカナ |
工 | こう | エ |
力 | ちから | カ |
夕 | ゆう | タ |
卜 | うら | ト |
又 | また | ヌ |
〆 | しめ | メ |
口 | くち | ロ |
廃止しない漢字 | 読み(抜粋) | 代用候補のカタカナ |
木 | もく、き | ホ →代用せず |
毛 | もう、け | モ →代用せず |
〒 | ゆうびんばんごう | テ →代用せず |
干 | ひ、かん | チ →代用せず |
廃止する漢字 | 読み(抜粋) | アラビア数字で代用 | カタカナで代用 |
二 | に | 2 | ニ |
八 | はち | 8 | ハ |
千 | せん | 1000 | チ |
例:
「春日八郎」→ ○「春日ハ郎(かすがはろう)」
「春日八郎」→ ×「春日8郎」
「千駄箇谷(旧・千駄ヶ谷=東京都渋谷区の地名)」→ ○「チ駄箇谷(ちだがや)」
「千駄箇谷(旧・千駄ヶ谷=東京都渋谷区の地名)」→ ×「1000駄箇谷(せんだがや)」
同様に、アラビア数字「2」「8」は廃止とする。また「1000」も「チ」と表記すること。
例:
「これを8つ下さい」「200円になります」「1,000円でおつりありますか」
→「これをハつ下さい」「ニ00円になります」「チ円でおつりありますか」
これらの代用をスムーズに行い、かつ聞き分けられるようにするためには、小学校低学年などの早い時期から国語カリキュラムに取り入れる必要がある。また、2や8といったアラビア数字が外国で使われていることは、早くとも小学校を卒業してから知ることが望ましい。
平成16年度以降に発売する電子計算機(ワープロ等)においては、上記の漢字やアラビア数字を表示する機能を搭載してはならない。
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