「新しい日本語を作る会」 反対語の廃止(名詞編) | 2004.7.8 |
名詞の中には、互いに反対語を構成しているものが数多く存在する。例えば、「日本人」の反対は、「外国人」である。従って「外国人でない」と表現すれば「日本人」であることは明らかとなる。
このようなケースでは、暗記を要する単語の削減を図る目的から、一方を廃止してもう一方の名詞を元に表現するのである。辞書順で前に出てくるものを残し、後に出てくるものを廃止する。
例:
「日本人」→(改訂後)「外国人でない」
「歩道」→(改訂後)「車道以外」
「黒字」→(改訂後)「赤字でない」
しかし、いちいち「でない」「以外」などを付加すると、せっかく名詞1語で表せたものがかえって長くなってしまう。そこで、便利な接頭辞「非」を活用して、反対語の一方から新たな名詞を作り出す。
例:
「平面」→(改訂後)「非曲面」
「正門」→(改訂後)「非裏門」
「机」→(改訂後)「非椅子」
このような言い換えにより名詞の数の削減を図り、国語辞典のページ数を現在の60%以下に削減する。
|
|
本記事へのリンクはご自由にどうぞ。
|