「新しい日本語を作る会」 「ヵ」と「ヶ」の廃止 | 2005.3.5 |
「ヵ」の字と「ヶ」の字は、本来「個」または「箇」と書くべきところの代用である。しかし、カタカナとしては「カ」や「ケ」の小文字体を使うことはないことから、これらの文字の存在は極めて奇妙であり、改善が望まれる。「ヶ」に至っては、発音もカタカナの「ケ」と異なり、混乱を生じている。近年「3ヶ」を「サンケ」と発音する者まで現れているのは、誠に遺憾である。
よって、「ヵ」と「ヶ」は廃止し、「個」または「箇」という表記で統一るものとする。
例:
「4ヶ月」「4ヵ月」→「4箇月」
「2ヶ」→「2個」
地名等においても例外なく、「ヵ」と「ヶ」を廃止しして「個」または「箇」で表記せねばならない。
例:
「八ヶ岳」→「八箇岳」
「千駄ヶ谷」(東京都渋谷区の地名)→「千駄箇谷」
なお、「ヶ」は、「箇」の略体「个」を起源とするが、「个」の使用は何ら問題がないのであるから、今後も継続して認めるものとする。
例:
「4ヶ月」→「4个月」
「2ヶ」→「2个」「2个」
平成17年度以降に発売する電子計算機(ワープロ等)においては、「ヵ」と「ヶ」を表示する機能を搭載してはならない。
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