「新しい日本語を作る会」 「夕」の字の廃止 | 2004.7.7 |
「夕方」の「夕」の字は、「タチツテト」の「タ」と形状が酷似しており、時として日本語を母国語とする私たちでも判読できず、混乱の原因となっている。実際、これらの字には明確な区別はなく、字体によっては完全に同じ形状であることも珍しくない。
このことが外国人等による日本語の習得の妨げになっていることは疑いない。
従って、漢字の「夕」は廃止とする。なぜなら、カタカナの「タ」を廃止すると、表音文字としての機能が一部欠けてしまい、あまりに弊害が大きいからである。
廃止した漢字「夕」のところには、カタカナの「タ」を用いるものとする。当然、「Ta」と発音しなければならない。
例:
「夕方(ゆうがた)」→「タ方(たがた)」
「七夕(たなばた)」→「七タ(ななた)」
「朝に道を聞けば、夕に死すとも可なり(孔子)」→「朝に道を聞けば、タに死すとも可なり」(たにしすともかなり)
見て分かるように、この改訂は、表記を見ても殆ど気づかないレベルの軽微なものである。そのため、国民にも比較的容易に受け入れられ、定着できるものと期待される。
当然、同様の理由から、「工」「二」「口」も廃止とする。
例:
「商工会議所」→「商エ会議所(しょうえかいぎしょ)」
「坂上二郎(さかがみ じろう)」→「坂上ニ郎(さかがみ にろう)」
「山口県」→「山ロ県(やまろけん)」
平成16年度以降に発売する電子計算機(ワープロ等)においては、上記の漢字を表示する機能を搭載してはならない。
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