最近腹の立つこと
タレントがゲームに興じる、 視聴者をバカにした番組づくり
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テレビを見ていて何といっても腹が立つのが、タレントにゲームをさせて、それを映しているだけの番組構成だ。最近はこの手の番組が非常に多い。要するに、手抜きだ。
クイズ番組なら視聴者も見ていて面白いが、ゲームは必ずしもそうではない。テレビでないとできないようなお金をかけたセットや装置などを使って、チームなどに分かれたタレントにゲームをさせて、勝った方が商品をもらう。特に体験参加型のゲームが多いではないか。たしかにやっている人たちは楽しそうだが、見ていても仕方がない。これは決してひがみなどではない。比較すると面白いのは、タレントがおいしいものを食べる取材型のグルメ番組である。これは別に悪くない。実際にグルメ情報誌が売れるのと同じだ。
スタジオが楽しいこととお茶の間が楽しいことは必ずしも連動などしはしない。視聴者もこういった番組に冷ややかであって当然だと思うが、視聴率淘汰の激しい業界でこのような番組が少なからず放映されているところを見ると、みんながそうは思っていないらしいのが不思議だ。
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