雪印のバターの箱は使いにくい。いや実際のところ、箱と呼べるしろものではない。展開図を切り抜いて折っただけみたいなものだ。これは、「雪印 切れてるバター」でも同じだ。昔から、同じ形状のままだ。どうして改善できぬのか。
雪印の商品紹介ページと写真
他のメーカーのバターでも、樹脂製の容器に入ったもの以外は、似たようなものではなかったろうか。バターをこんなに使いにくい入れ物に入れなくてはいけない理由は何なのか。もちろんバターを開封したら、タッパー(
正確にはタッパーウェア(R),MLMまたはその類似品)に入れかえて保管するべきだというなら、それも良いだろう。だがバターは空気に触れると変色するので、使う部分以外は銀紙を剥かずにとっておきたいし、何よりものぐさな人間の性として、買ってきた容器でそのまま保管したくなるのは、仕方のない話だ。
バターメーカーを擁護したければ、福神漬けや紅しょうがの例をあげることもできる。これらを一度開封して、別の容器に移さずにいちいち輪ゴムで封をして「この袋は使いにくくて不便だ」などと文句を言う者はいなかろう。バターに対して私たちが不満を抱くのは、バターがヘタに箱らしきものに入って売っているからに他ならない。私たちがあまり文句を言ったために、メーカーに「じゃあ袋詰めで販売したろうか!?」と居直られても困る。
だが、それなら味噌のことも考えて欲しい。味噌だって以前は袋詰めが多かったと思うが、最近では透明な樹脂製の容器に入った状態で売られていて、フタを開け閉めして使えるようなものが今では主流になっている。そのまま冷蔵庫に入れて使えてとても便利ではないか。
2012.1.1 追記
みそはチューブだと、より使いやすいと思うが、商品化にあたってなにか支障があるのだろうか。