最近腹の立つこと
コンビニおにぎりの中味
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2000.4.9
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コンビニエンスストアーの弁当は高い上にたいがいまずくて食べられたものではないと私は思うが、おにぎりやサンドイッチは元もとまずく作るのが難しいだけあって、なかなか食える。(しかし、私はあるとき新幹線の車内販売で買ったサンドイッチが、あまりにもまずくて本当に食べられなかったことがある)
かつてセブンイレブンがおにぎりの販売を開始したときから、海苔が別になっているという方法が一般的になった。私は海苔は最初から巻いてある方が好きだが、それは好みの問題でもあるからまあよい。コンビニのおにぎりが革新的だったのは、従来とてもおにぎりのタネとしては使わなかったようなジャンルを切り開いていったことである。傑作としてはシーチキンが誉れ高いが、いずれにせよ前衛的なおにぎりを次々に発表していった姿勢は評価に値するし、功績も賞賛されるべきものである。
コンビニのおにぎりで気に入らないのは、タネが真ん中に入っていないことである。製法の都合上、真ん中に入れるのが難しいという事情は分かるが、おにぎりのタネは真ん中になくてはならない。これは好みの問題ではない。食べにくいではないか。私はこのタネを真ん中に入れると言うことに10円程度なら支払う用意がある。たとえコストがかかっても、タネの種類こそ前衛的であれ、握り方は伝統的な仕上がりを踏襲して欲しいものだ。
2004.6 追記
先月ぐらいに、大手コンビニチェーンが、おにぎりの製造方法を見直し、具を中央に包み込むように変えて、食べやすいようにするという記事が新聞に出ていた。
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