最近腹の立つこと
規制するべき、“まちがえました営業”
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2004.5.23
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会社に電話をしてきて、従業員に対して何らかのセールスを行うタイプの電話営業がある。内容は、自己啓発系、マンション販売系、異業種交流会系など様々だ。おそらく以前は、どこかで入手した名簿や名刺をもとに、始めから狙いを定めて行なうのが主流だったように思う。
最近は、“たまたま電話に出た人”に対して営業するケースが目立つ。「社員の方ですか?」と聞いて、エステや英会話などの体験や入会を勧めるのだ。
そのためか、最近は「まちがい電話」の数もまたやたらと多い。電話を取って「はい、○○株式会社です」と言うと、いきなり「まちがえました」と言って切るのである。これは私に言わせれば、90%はエステの営業だと思う。要は、たまたま女性が出ればエステの営業をし、男だったら「まちがえました」と言ってすぐに切るのだ。
セールスの電話ならともかく、まちがえていないのに「まちがえました」と言って切ることを故意に繰り返すのは、「無言電話」「いたずら電話」に相当する行為だ。これを企業が組織的に行うことに対しては、いわゆる迷惑メールと同様に、法的な規制が必要だろう。問題は、「まちがえました」と言って切ってしまう電話の発信者を特定するのが非常に困難ということだ。「まちがえました」と言ったからといって、殆どはエステだろうけれども、必ずしもエステとは限らない。
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