A:
東京で言う渋谷や原宿などのいわゆる「若者の街」だけでなく、一般に「都心」では若者が多く見られます。
一般に若者の方が、友達どうしの家が離れています。職場や大学などの友達は、同じ都市圏の中で、ことさら同じエリアに住んでいる傾向が強い、とも言えません。ですから、そういった友達どうしが集まる場合、互いに行きやすい場所、つまり都心周辺になりがちです。
一方で、家族連れはというと、家族は通常同じ場所に住んでいますから、会うためにわざわざ都心周辺に出る必要はありません。遊びに行くにも買い物に行くにも食事に行くにも、特別な理由がない限り、家の近くでよいことになります。
いわゆる「学校の父兄」で友達になったオバサンどうしも、同じです。父兄が仲良くなる学校といえば、小中学校と幼稚園でしょう。これらは通常、家の近くにあり、ここで出来た友達は自然と、都市圏の中でも同じエリアに住んでいることになります。ですから、やはり特別な理由がない限り、都心周辺に行く必要がありません。
こういった理由から、都心を歩いていると、若者とスーツ姿のビジネスマンばかりが目立つようになります。