最近腹の立つこと
東京ディズニーシー、 酒類提供に対して消極的
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2001.9.5
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東京ディスニーランドに隣接して東京ディズニーシーがこのほどオープンして話題を呼んでいるが、その一連のニュースの中では、「アルコールを解禁」「ディズニーシーは酒類を提供」ということが大きく報じられている。
私がまず言いたいのは、遊園地が酒類を提供するのは当たり前のことであって、むしろディズニーランドが酒類を提供していなかったことが異常なのだということだ。園内で酒類を提供しない遊園地は、私の知る限り、東京ディズニーランドただ一つである。あれほど大きな施設が、持ち込みを禁止するばかりか酒類を提供しないというのは、それだけでも、私はやりすぎだと思っている。
そうでなくても信じられないことに、これまで、ディズニーランドで酒類を提供していないことに気づいていなかった人が多い。私はこれまで多くの人が、「えっ、ディズニーランドってお酒出さないんだっけ?」と言ったのを聞いたし、今回のディズニーシーのニュースに伴い初めてディズニーランドが酒類を提供していなかったことを知る人が多いことも目の当たりにしている。しかし愛煙家が「禁煙」に気づかないわけがないのと同様に、酒好きにとって、飲食店が酒類を提供しないことに気づかないわけはない。現に、この遊園地好きの私は、酒類を提供しないと言うことを理由に今までどれだけディズニーランドを敬遠し、そのたび毎にどれだけ友人知人に驚かれたか分からない。
そんなわけで、酒類を提供するのが当たり前である「遊園地」という存在が、「酒類を提供する」ということがニュースになるのはおかしい。しかし、問題は、それだけではない。記事によればディズニーシーでは園内34の飲食施設のうち、酒類を提供するのはわずか10軒だというのだ! これでは到底、「酒類を提供する」などと言うレベルではない。標準的な遊園地に比べて、酒類提供が少ないのは確かだ。ぜひとも記事は以下のように書いて欲しいのである。
東京ディズニーシー、やはり酒類提供に対して消極的
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