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思想家T氏が語る
(人材と「やる気」について)
1999.6.23
—— 先生は、元来から人を評価するのに「やる気」というものを重視してないそうですね。
「実際のところ、やる気があるかどうかなどと言うのは、それほど重要なことではないです。重要なのは、潜在能力だ。言うまでもないことです。でもやる気というのは面白いものでね、基本的に、その他の能力に対してかけ算でかかってくる。その人の知識力・指導力・想像力を総合して足し算で80点でも、例えばやる気が0.7であれば、実質的には56点と同じ力しか発揮されない」

—— なるほど、普通の能力は足し算して総合力に影響するけど、「やる気」は最後にかけ算の形で総合力に影響するわけですね。
「しかし、それでもやる気というのは過大評価されるべきではない。特に、人の上にたつ人、管理職やプロジェクトマネージャーに関してはこの点は見逃されてはいけないんです。マネージャーは、いかにやる気がない人たちをうまく使うか・働かせるか、が力の見せ所。最初から全員がやる気満々である前提なら、そもそも管理職など必要ないじゃないか。

 やる気がある人には、やる気があることが前提とならない大勢の部下を使いこなせない。彼にしてみれば『やる気がない』ことが信じられないし、『やる気がある』ことを前提にして接してしまうし、『やる気がない』人をどうすればうまく使えるかなど知る由もない。そんな人にどうして、人を動かす極意をつかむことが出来るというのですか?」

ちー さんのコメント:
本当にそうです。やる気があるのを前提に接しられてもかえってストレスです。世の中やる気を引き出すのが上手い上司とそうでない上司の差が大きすぎます。悪意のある部下ってどういう部下ですか?
部下のせいにして、部下をコントロールできないなら、管理者失格ですね。
No.5
匿名希望(2) さんのコメント:
確かに、すべてを部下のせいにするのはかわいそうです。
しかし、どんなに誠意を尽くしても色々工夫しても悪意のある部下もいるものです。
それが 1000 人の内の一人であればインパクトも小さいですが、2〜3 人のプロジェクトではどうされていますか?
理想論だけではなく、ご自分の実績でお話しできますか?
No.4
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