最近腹の立つこと
赤信号で渡る歩行者に、先頭左折車は警笛を鳴らせ
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2006.8.6
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横断歩道の信号がすでに点滅していて、渡っている途中に赤になることが確実なのに渡り始めたり、すでに赤になってから走って渡り始める歩行者は多い。
しかし、歩行者の信号が赤になってから、同じ方向の車道の信号が赤になるまでのわずかな時間は、左折車のための貴重な時間なのである。横断歩行者が途切れることのない交差点では、歩行者信号が青の間には、クルマはまず左折は不可能だ。このわずかな時間に左折するしかないのである。
赤になってから走って渡る歩行者の行動は非常に自己中心的で、甘えの産物である。だが、どうしてこのような甘えが出るのかというと、構造的な原因がある。こういう歩行者は、先頭の左折車にさえ許してもらえればすむのだ。ところが先頭の左折車は、どのみち今回の信号で左折できるから、それほどピリピリはしない。しかし、左折車線にならんだ後ろの方のクルマは、この歩行者のせいで次の信号まで左折できなくなるのである。しかも、歩行者が1人しかいなくても、2〜4台程度のクルマがとばっちりを食うことになる。
従って、このようなときは先頭の左折車がクラクションを鳴らして、信号が赤でも渡ろうとする歩行者を制止するべきなのである。彼には、その使命がある。後ろのクルマからは、横断歩行者は見えない。よしんば見えたとしても、後ろのクルマがクラクションを鳴らせば、横断歩行者に対してではなく一つ前のクルマに対するものと受け止められてしまう。だから、先頭のクルマが鳴らすべきなのだ。それをしないのは、「自分さえ左折できれば、どうでもよい」という、やはり一種の甘えが存在しているからなのではないか。
私が徒歩でも自動車でも良く通過する近くの交差点の一つが、この状況に陥っている。道そのものはすいているのに、クルマで左折するには信号2〜3回待ちが普通なのだ。
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