最近腹の立つこと
店員の後ろにある薬で気をつけること
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2005.11.24
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薬局では、肝腎な薬の多くは、何故かレジの後ろに陳列されていて、客が自ら手に取れなくなっている。効能の高い薬、薬効成分の強いと思われるものほど、多分そうだ。シャンプー・はみがきなど日用品やサプリメントはフロアの棚に陳列されているが、風邪薬やステロイド軟膏、口内炎薬、鎮痛解熱剤などは自分で取れない位置にあることが多い。
買うものが決まっていれば、それでも構わないのである。取ってもらえばよい。しかし、選ぶのにはいささか不都合である。複数の製品を手にとって、箱の注意書きを読んだりして比較検討することができない。店員に言えば取ってはくれるが、レジが混雑している時にはゆっくり選ぶことは難しい。
そして、私が最も腹立たしいと思うのは、店員(または店主)がたいていの場合、サイズの大きいものや高いものを最初に出し、値段も言わずに会計に持ち込もうとすることだ。
私はこのことで中高生の時に何度かイヤな思いをした経験から、今では必ず、「もっと小さいのはないですか」「他に安いのはありませんか」と聞くようにしている。風邪薬でも、本当は30錠入り800円ぐらいのサイズがあっても、要求しなければ彼らは80錠入り1800円のものだけを提示してそれを売りつけようとするだろう。また、薬の値段は思いがけず高いことが多いので、「じゃあそれ下さい」と言う前に「値段はいくらですか」と確認しておかないと、けっこうギョッとする。あまり高ければ買わないという選択肢もあるのだ。
薬局のこの態度は、チェーンドラッグストアが全盛の今日でも全く変わっていないように思える。
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