最近腹の立つこと
テレビで電話の音を流すな
|
2005.9.5
|
電話の鳴る音がテレビから流れた時に、自分の家の電話が鳴ったのではないかと思い、ビックリした経験はないだろうか。
昔の黒電話が出すようなジリリリという音なら、本物とテレビから流れる音との区別は付きやすい。しかし、現代普及している電話機が出す電子音だと、テレビから出た音と本物の電話の音との区別は付きにくい。単調な電子音は音源の位置も推定しにくいということも、一因だろう。
今、正に見ているテレビドラマで電話が映っていて、鳴っていると思えるシーンであってさえ、「もしやうちの電話が鳴っているのでは」と思ってしまうことがある。ましてや、テレビコマーシャルで電話音がするものは不愉快きわまりない。制作者は、テレビから目を離している視聴者の注意を引いて広告効果を高めるために、わざと電話音を入れているのであろう。はっきりいって、えげつない。
だからといって、法律で禁止するべきとまで言う気はない。むしろ、業界の自主規制やガイドラインとしてルールが整備されないのか悲しく思うのである(実は何らかのガイドラインがあるのかもしれないが、現状を見れば対策が不十分に感じるので同じことだ)。これらは、例えば料理中の主婦や入浴中の老人を不必要に慌てさせるなどの方法で、事故やケガの遠因ともなりうるであろう。
当然、ラジオでも同様である。自動車を運転中に、ラジオからやたらと、携帯電話の呼び出し音や、クラクション、踏切の警報音、パトカーのサイレンなどが聞こえれば、事故の原因になりうることは明白だ。
「最近腹の立つこと」に戻る