最近腹の立つこと
入場券として使えない定期券
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2008.1.27
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鉄道の定期券は、入場券として使えないようだ。入場した駅と同じ駅で退場しようとすると、自動改札の止め板が閉まった。私は改札内の飲食施設を利用しただけだったのである。有人改札に行くと「今回はいいですけど、次回は入場券を買って下さい」と駅員は言った。
もちろん、これは鉄道会社によって異なる可能性もある。しかし、東日本のとある大手鉄道会社では上記の対応だったので、珍しいことでもないのだろう。
定期券が入場券として利用できないのは合理的でない。定期券が途中駅での下車が禁止されているのなら分かるが、そうではないのである。電車が数分間隔で運行され駅間距離も短い大都市圏では、定期券を持っているなら入場券を購入するより、一駅乗って改札を出てまた戻ってくることで、入場券代を節約できる。こういった行為は、意味もなく電車に乗車するのだから、鉄道会社としてもまだ電車に乗らずに出て行ってくれた方がマシなはずなのである。さらに、不要な移動によるエネルギーの浪費も看過できない。
にも関わらず定期券を入場券として利用することを認めないのには、私には想像も付かない相応の理由があるのだろう(キセル防止とか?)。それとももし、タイムイズマネーの利用客が、ムダに一駅往復して時間を浪費するよりはしぶしぶ入場券の購入を選ぶだろうという考えなのだとしたら、上客を客とも思わぬ許し難い方針であると言えよう。
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