解散宣言・「正しい日本語を守る会」
町の読み方
|
2004.5.16
|
「町」という漢字が自治体や地名に良く付くが、これほど困るものもない。「まち」と読むべきか「ちょう」と読むべきかが、全く個々のパターンを覚える以外に分かりようがないのだ。
「小川町」「一番町」「六日町」「池田町」「羽幌町」—— これらが「まち」と読むべきか「ちょう」と読むべきか、一般的な規則はない。それどころか、同じ漢字を書いても、異なる読み方をする例もある。「小川町」は埼玉県の自治体であるそれは「まち」と読むが、全国の無数にある「小川町」という地名は、「ちょう」と発音するものもたくさんある。「本町」に至っては、誰だって読み方に困った経験があるのではないだろうか。もううんざりだ。
もう一つ問題がある。「町」が地名の一部を構成している場合と、行政単位を示す一つの接尾辞に過ぎないケースがあるのだ。「シティバンク銀行」という奇妙な社名を思い出してもらうと分かりやすいだろう。例えば新潟県の「塩沢町」は、地名としては「塩沢」だけで通る。一方で、隣の「六日町」は、「町」を取ってしまうと地名だか何だか分からない(六日町は、大和町と合併して「南魚沼市」となることが決まっている)。すでに市に昇格している「十日町」は「十日町市」を名乗っている。
とりあえず「まち」と読む字と「ちょう」と読む字は、分けたいものだ。全国的に「町」は必ず「まち」と発音することにして、「ちょう」と発音させたい場合には左右逆にして「丁田」を一文字に合わせた新しい漢字を作るとか、「町」に「`」を打つようにするとかだ。
そしてまた、行政単位としての「町」は(そして「村」も)廃止とし、それに代わるもの(「区」「県」のように通常地名の一部になっていないもの)を作るべきだ。「町」に代わって例えば「藩」と定めたなら、「塩沢町」の場合は「塩沢藩」、「六日町」の場合は「六日町藩」という具合に、ケースバイケースで「町」の字を残すかどうかを決めるべきであろう。
【免責】このページは、筆者の考えで構成されているものに過ぎません。筆者は国語の専門家ではないこと、記述の正当性は何ら検証されていないこと、記述を参考にしたり転用したりした結果について責任を持てないことをお断りしておきます。
戻る(「解散宣言・正しい日本語を守る会」へ)