「裏ワザ」などという言葉はそもそも正しい日本語がどうこういう対象になるのかどうかは疑問だ。事実、私の所有する国語辞典を
みんな調べたが、載っていなかった、。
でも私は言いたい。「裏ワザ」という言葉の価値が下がっているんじゃなかろうかと。たとえば「伊東家の食卓」(http://www.ntv.co.jp/ito-ke/)という番組なんかで紹介されているのは、「裏ワザ」と呼ぶようなものではないのではないか。裏ワザとは「裏」という言葉にふさわしく、たとえば
これのようなものだと思うのである。「非合法の」「抜け道の」「周知となることを前提としていない」に近い意味だろうか。
ファミリーコンピューター(通称ファミコン)でも、同じ現象は起こった。そもそも裏ワザとは、開発用とかデバッグ用とか、もしくは本当にバグで、ユーザーができないハズ・知り得ないハズのワザを言うのであったのではないか。ところが「裏ワザ」という言葉が定着すると共に、わざわざ開発者は「裏ワザ」を仕込むようになり、数え切れないほどの攻略本はそれを紹介することが一つの目的とさえなったのである。
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