解散宣言・「正しい日本語を守る会」
JR東日本とJR西日本
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2007.8.9
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東日本とは日本の東半分、西日本とは日本の西半分を指す言葉である。境界線については諸説あるかもしれないが、大まかに言えばこういうことだ。
しかし、東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)は、北海道を営業区域としていない。西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)は、四国や九州を営業区域としていない。従って、これらは本来、「JR東本州」「JR西本州」を名乗るべきものであり、現状の社名はおかしい。
一企業の社名をどのように付けようが自由なのは、疑いのないことだ。東日本ハウス、西日本新聞なども、歴史的な経緯はともかく、現在の営業実態を正しく表す社名とは言えないだろう。
だが、JRの場合は国有鉄道を分割民営化して出来たのである。最初から、そして将来にわたるまでの、営業区域を規定されていたのである。JR西日本と名乗る会社の区域からはずされた四国や九州は、「四国と九州は西日本ではない」と言われたも同然だ。四国や九州の自治体はもとより、当のJR四国やJR九州の所属となった社員や重役たちとしても、このネーミングに対して憤りを感じなかったのだろうか? 反対運動が起きたとしても仕方のないことのように思える。
今からでも遅くないので、実態に合わせて「JR東本州」「JR西本州」と社名変更するべきなのではないだろうか?
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