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解散宣言・「正しい日本語を守る会」
男と男性
2005.11.10
 新聞やテレビで事件のニュースを見ていると、未確認の犯人を指す言葉として「男」「女」が頻繁に使われる。

○○市××町の路上で、自転車に乗った中年のが、通行人の女性に近づいて刃物で手や腹部を刺し、現金約20万円入りのバッグを奪って逃走した。

△△区の無職女性方に2人組のが侵入、女性を粘着テープで縛るなどした上、現金約30万円を奪って逃走した。


 デジャヴュを感じた読者もいるかもしれないが、ここまではにも書いた内容である。私はこれに関連して、そしてこれが原因ではないかと疑っているのだが、言いたいことがある。

 というのは、以下のような使い分けは、おかしいし、不必要なのではないかと言うことだ。

(私が異議を唱えたい、使い分けの指針)
・「男性」は「男」の丁寧な言い方、「女性」は「女」の丁寧な言い方
・放送や出版で、容疑者や犯人を「男」「女」と表現し、それ以外は「男性」「女性」と表現する。
・恋人や愛人を連想させ、やや下品な用法としての「男」「女」(例:「男ができた」「オレの女だ」)
 とてもおかしいと感じるのは、「男性のかた」という表現である。「男性の方は、こちらにお並び下さい」などという表現が良く使われるが、まだ「男性はこちらにお並び下さい」の方がよい。類似表現に「外国人の方はこちらにお並び下さい」が挙げられるだろうが、これも「外国人はこちらにお並び下さい」で良いはずだ。いずれも、はれものに触る感じがして滑稽だ。

 だいたいそれ以前に、本来は「男はこちらにお並び下さい」で十分なはずなのだ。それなのにこう表現するのがはばかられるのは、マスメディアによる上記の使い分けが原因の一つではないかという気がするのである。容疑者や犯人と、それ以外で、何もここの表現を変える必要などないではないか。

 「男」に比べて「男性」は、性別の種別を表す言葉であるはずだ。転じて、「男の人」そのものも指すようになったのであろう。何とも奇妙な話である。「女性」もそうだ。最近増えている、列車の「女性専用車両」だって、「女専用車両」と言えば十分なのである。

【免責】このページは、筆者の考えで構成されているものに過ぎません。筆者は国語の専門家ではないこと、記述の正当性は何ら検証されていないこと、記述を参考にしたり転用したりした結果について責任を持てないことをお断りしておきます。
匿名希望 さんのコメント:
この世にあってはならない罪
それはジェンダーフリー
No.27
閉鎖希望Y さんのコメント:
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No.26
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