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思想家T氏が語る
(民主主義を守るために、Noを言える教育を)
2014.6.18
——   しかし先生、日本人は本当に我慢強いですね。
 そうだな、国民性もあるが、やっぱり教育によるところが大きいだろう。小学校における指導や道徳の教育などでも、「イヤなことでも文句を言わずに我慢してやる」ということが教えられているのだろう。それが文化として根付いている。

——   でも、我慢は大事なのではないですか?
 寓話「アリとキリギリス」のような意味では、我慢は大切だ。しかし、「イヤなことに文句を言わず、反抗せずに素直に従う」という意味の「我慢」は、本来不要なもので、それどころか、危険な思想として排除すべきものだ。

——   我慢が、いけないと?
 日本では、「イヤなことでも文句を言わない」と教育するだろう。学校教育だけでなく、家庭でも、社会でも。

 しかし、進んだ西洋国家では「イヤなことは、はっきりイヤと主張する」という教育をしているはずだ。なぜなら、それが民主主義にとって、とても大切なことだからだ。

——   なるほど、教育ですか。
 為政者にとって、「我慢しろ、文句を言うな」なんて、こんなに都合の良い教育はないからな。我慢を美徳とする教育は、要するに、権力者の都合で一般庶民を洗脳するために行なっているものだ。

 だから、その教育は簡単には変えられない。権力がそれを阻むだろう。

 しかし、子どもに教えを説くには、教育だけが方法ではない。アニメ映画などでも良いのだ。本当は、影響力のあるスタジオジブリなどで、そういうアニメを作ってくれれば良いのだが。

——   どういうアニメですか?
 昔、二つの村があった。片方は、「イヤなことでも文句を言うな」という教えを子どもに説く村だった。もう片方は、「イヤなことはイヤとはっきり言いなさい」と子どもに教えていた。

 百年後。一つ目の村は、独裁者に支配され、ひどい国になっていた。もう一つの村は、議会が中心の、何事も民主的に決める国になって発展した。とまあ、大まかなストーリーはこんな感じでよいだろう。

——   なるほど、あとはストーリーを面白く作り込めば、子どもたちも飽きずに見られるかも知れませんね。
 たった一本の映画作品が、長い目で見て国家を救うことだってあり得るのだ。だが、私は残念ながら、絵の才能も、映画を作る技術もない。

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