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解散宣言・「正しい日本語を守る会」
おもてなし
2014.1.9
 第二次東京オリンピックの招致で、滝川女史が用いたことで有名になった「おもてなし」というキーワードには、少々、違和感がある。

 「お」なんて付けずに、「もてなし」と言えば十分なのではないかと思えるからだ。

 「お」は本来、敬う相手の動作に付けるべき接頭辞だと言われる。だが、「もてなす」のは自分の側の行為だ。従って、自分の行為に「お」を付ける必要はない、という理屈が成り立つだろう。

 実は、自分の側の行為に「お」を付けることが常態化しているエセ敬語は、枚挙にいとまがない。「お伝えする」とか「お声がけ」とかだ。前者は「申し伝える」の方が適切だし、後者はそもそも正しい日本語とは言い難い。

 このような疑義がある以上、誤用と断じないまでも、到底、伝統的で美しい日本語とは言えないだろう。「もてなし」という単語に丁寧の「お」を付けたという解釈も成り立つだろうが、言い訳の域を出まい。

 「もてなし」に「お」を付けて「おもてなし」と表現すると、旅館業界の、金と引き替えに商売として行なうわざとらしい「おもてなし」を連想してしまい、とてもインチキくさく感じる。本当の「もてなし」とは、金のためにすることではなく、感謝と歓迎の精神から自発的に行なう、もっと崇高な行為なのではないか。私はこのことを、前にも指摘したことがある。オリンピック招致プレゼンより前のことだった。

 「もてなす」とは、金をもらって、商売として客に手厚い振る舞いをすること言うのではないのではないか? 客は客でも、無償の客、友人や知人、国賓や来賓、を言うのではないか。お金をもらってもてなすのなど、本当のもてなしではないのではないか? と思うのである。宿泊費や食事代をもらい受けて「もてなす」のは、単なる契約であり商売であって、「もてなし」ではないのではないか?

 私は、金を払って宿泊しているのだから、「おもてなし」などと言って恩を売られる筋合いはない。当然の権利として、良くしてもらっているだけなのだ。それを以て「おもてなし」というのは、図々しいのではないか。

旅館や料理屋の「おもてなし」 -- 「もてなし」とは?より
 従って、東京オリンピック招致で滝川女史が「おもてなし」という言葉を使ったのは、いかにも似合っていて、皮肉でさえある。安っぽさ、インチキ臭さ、金のためにやる、などもうピッタリではないか。

(参考) Micrsoft Bookshelf 国語大辞典(新装版)小学館 1988 より
じょ‐し【女史】
1 省略
2 省略
3 学者、芸術家、政治家などとして活動している女性を敬って呼ぶ語。
 (中略) 俗に、敬して遠ざけたいような女性にもいう。
【免責】このページは、筆者の考えで構成されているものに過ぎません。筆者は国語の専門家ではないこと、記述の正当性は何ら検証されていないこと、記述を参考にしたり転用したりした結果について責任を持てないことをお断りしておきます。
狙い撃ち さんのコメント:
♪麗 麗 裏裏で
 麗 麗 裏裏よ
 麗 麗 裏裏の
 (表なし!)
No.5
匿名希望 さんのコメント:
「お声がけ」などは丁寧語であって、聞き手に対する敬意の表れなんですが、筆者は大丈夫ですか No.4
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