解散宣言・「正しい日本語を守る会」
お声がけする
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2016.1.11
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最近気になる表現の一つが、この「お声がけ」だ。こんな言葉、昔からあったのだろうか? ここ数年で急速に広まった言葉のような気がする。
この言葉が使われる場面は大まかに2つで、一つは「誘う」という意味。もう一つは、文字通り「声をかける」という動作を目上の人に対してするときだ。
前者は「お誘いする」と表現すればよいことは明らかだ。
後者は、「声をおかけする」と言うべきであろう。
「声かけ」という言葉に「お」を付けた場合は、濁らずに「お声かけ」となるはずだ。さらに、自分が目上の人に行う「声かけ」であればここに「お」を付けるのはおかしい。(cf. お誘いするの「お」は正しい、理由は割愛)。
日本語の乱れには寛容であるべきだから、このようなことはどうでも良いことである。しかし、敬語や、かしこまった表現となると少し違う。いかにも寛容で構わないのだが、かしこまった表現がまちがっていると、みっともなくて、かしこまった意味が損なわれるのである。
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